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 グリーフ(悲嘆)とは、「喪失に対するさまざまな心理的・身体的症状を含む反応」と定義されます。私たちは日々の生活の中で、大切なものや愛情をいただいている対象を失うという経験をしますが、中でも大切な人との死別は深刻な喪失です。愛する人が死んだとき、こころは表現できないほどの深い悲しみで一杯になり、自分の一部が失われたような苦しみを味わうことになります。

 

 私たち「グリーフサポートネットワーク:みらさぽ」では、サポートの対象を「病気や障がいなどでお子さんを亡くされたご家族」に限定し、グリーフサポートの向上に貢献することを目指します。

 

 また、死別を経験したご家族が、その苦しく悲しい経験をバネにして、未来に希望や夢を追求し、大切な故人と共に、前に向かって進むことを応援したいという思いを込めて、「未来志向のグリーフサポート」を意味する「みらさぽ」を愛称にしました。

 

「グリーフサポートネットワーク:みらさぽ」は、5つの活動をミッション(使命)としています。

みらさぽ 5つのミッション

みらさぽ5つのミッション

  グリーフサポートを担う人材の養成

  日本では、グリーフサポートを担う専門家が非常に少ないのが現状です。専門家だけに頼らず、グリーフサポートの会を企画・運営する人材を養成することが求められます。本会は、グリーフを経験した方あるいはグリーフサポートに深く関心のある方を対象として専門的な知識を身につけていただくための講座を開催し、地域に根差したグリーフサポートを推進します。

  グリーフサポートを実践している個人や団体とのネットワーク作り

  現在、各地でグリーフサポートの活動をしている個人または団体は増加しています。本会は、これらの個人や団体間の交流と連携を図り、情報交換会や学習機会の提供により、グリーフサポートの質の向上をめざします。

  グリーフの当事者による社会貢献活動の推進

  本会メンバーが行っている社会貢献活動(レモネードスタンド、プラネタリウム、病院や施設で使うクッションや産着作り、入院付き添い家族への食事提供など)を共に実践する仲間を増やし、活動を拡大します。

  マインドフルネスによるグリーフサポートの普及

  マインドフルネスは、ストレスによって生じる心身の不調を低減することが証明されている心理療法です。本会は、マインドフルネスをグリーフサポートに適用することにより、グリーフの方の心身の健康増進をめざします。

  ナラティブアプローチによるグリーフサポートの普及

  最近の研究によれば、ナラティブアプローチはグリーフサポートの有力な手法と考えられており、その効果が科学的に実証されています。この手法を用いたグリーフサポートを普及することを目指します。

代表

宗方比佐子

宗方比佐子

​ムネカタ  ヒサコ

金城学院大学名誉教授

マインドフルブロッサム主宰

一般社団法人ライフデザインカウンセリング研究所理事

宗方は、心理学を専門分野として大学で長年にわたり教員を勤めてきた傍ら、公共施設や大学付属の心理相談室において、心理援助にも携わってきました。加えて、グリーフカウンセリングセンター等で、グリーフカウンセリングを担当し、グリーフカウンセラー養成にも講師として関わりました。宗方がこれまでに蓄積してきた心理学全般に関する学術的知識と、大学での教育経験、豊富な心理援助の経験に加え、グリーフの当事者としての体験もいかしたグリーフサポートの活動を展開します。

  • 1975年 横浜国立大学教育学部心理学科 卒業

  • 1975-1977年 東京都老人総合研究所 研究助手として勤務

  • 1985年 名古屋大学大学院教育心理学研究科 博士課程後期課程修了

  • 1980-1990年  名古屋大学臨床心理相談室において心理相談を担当。名古屋市・愛知県の児童相談所において非常勤の心理相談員として勤務。

  • 1992-2002年 桜花学園大学(本務校)において授業を担当するかたわら、学生相談、地域住民への教育相談に関与。

  • 2002-2021年 金城学院大学(本務校)において授業を担当するかたわら、学生相談、キャリア相談に関与。臨床心理士、公認心理師の養成にも携わる。

  • 1998年 夫が血液のがんで死亡(夫46歳、私45歳)。

  • 2006年~現在 グリーフカウンセリングセンター(東京、鈴木剛子代表)において、グリーフカウンセラー養成とグリーフカウンセリングを担当。 

  • ナラティブアプローチの著名な学者であるマーク・サビカス博士を日本に紹介し、多数の書籍や論文でナラティブアプローチに関する研究を発表してきた。

  • 2011年 日本キャリア開発協会発行のキャリアコンサルタント向けテキストにおいてサビカスの章を執筆。

  • 2012年 「構成主義的キャリアカウンセリングの現代的意義と課題」 (金城学院大学論集人文科学編)において、キャリアカウンセリングのナラティブアプローチについて意義と課題を考察。

  • 2015年 「社会構成主義キャリアカウンセリングの理論と実践」(福村出版 分担執筆)の中で、ナラティブアプローチの考え方と実践方法を論じた。

  • 2022年より、ライフデザインカウンセリング研究所の理事として、ナラティブキャリアカウンセリングの普及に従事。

  • 2023年 「サビカス キャリア構成理論」(マーク・L・サビカス著 福村出版) の第6章を分担翻訳。

  • グリーフに関するナラティブアプローチについては、この分野の第一人者であるロバート・ニーマイアー博士とトーマス・アティッグ博士のワークショップに2008年と2009年に参加し、2022年にはニーマイアー博士の主催するPortland Institute of Loss and TransitionのGrief and Its Complications Loss and the Search for Meaning [Part I]を受講した。

  • 2013年 マインドフルネスの学習を開始

  • 2017年 MBSR8週間プログラム(MBSR研究会)修了

  • 2019年 MBCT8週間プログラム(Mindful Blossom)修了

  • 2021年 5日間サイレントリトリート(MBSR研究会)参加

  • 2022年 MBSR Foundations(Global Mindfulness Collaborative Japan)修了

  • 2023年 MBSR Intensive Practice Teaching(Global Mindfulness Collaborative) 修了
    公認MBSR講師(Level1 MBSR Teacher)ブラウン大学・GMCの共同講師名簿 登録

  • 2020-2023年 講座「グリーフ支援のためのマインドフルネス」を開催。

スタッフ

グリーフサポートネットワーク:みらさぽは複数のメンバーが運営しております。

​ボランティアスタッフ、関連団体等は 活動報告note にてご紹介させていただきます。

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副代表

安藤 晃子

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事務局(広報)

​華地山 サイコ

長谷川貴子

事務局(講座)

長谷川 貴子

団体概要

  • 事業所名

    グリーフサポートネットワーク:みらさぽ

  • 設立年月日

    2024年4月1日

  • 代表

    宗方比佐子

  • 所在地

    〒464-0811 愛知県名古屋市千種区朝岡町3-17-4

  • 業務内容

    グリーフサポートスペシャリスト養成・グリーフの当事者による社会貢献活動・グリーフサポートのネットワークづくり・マインドフルネスによるグリーフサポートの普及・ナラティブによるグリーフサポートの普及

  • ホームページ

    https://www.gsn-mirasapo.com/

  • E-Mail
    info@gsn-mirasapo.com

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